平成へいせい30年度ねんど  東京都とうきょうと  高校こうこう入にゅう試し問題もんだい  理科りか

 

 次つぎの  各問かくといに  答こたえよ。

 

[問とい1]  ヒキガエルの  体からだを  つくる  細胞さいぼうの  染色体せんしょくたいの  数かずは   本ほんで  ある。  図ず1は,  ヒキガエルの  受精卵じゅせいらんが  細胞さいぼう  分裂ぶんれつを  する  様子ようすを  観かん察さっ  した  スケッチで  ある。  細胞さいぼうが   個こに  なった  ときの  胚はいの  細胞さいぼう   個こに  ある  染色体せんしょくたいの  数かずと  して  適切てきせつなのは,  次つぎの  うちでは  どれか。

図ず1  画像   

ア   本ぽん

イ   本ほん

ウ   本ほん

エ   本ほん

  

 

[問とい2]  ある  地点ちてんで  投影とうえい板ばんを  取とり付つけた  天体てんたい望遠鏡ぼうえんきょうを  使つかい  太陽たいようを  観かん察さっ  し  スケッチ  した  ところ,  黒点こくてんは  図ず2のようで  あった。  同おなじ  地点ちてんで  同様どうように  太陽たいようを  観かん察さっ  し  スケッチ  した  ところ,  図ず2で  観かん察さっ  した  黒点こくてんが,  3日みっか後ごには  図ず3のように  移動いどう  し,  6日むいか後ごには  図ず4のように  移動いどう  して  いた。  観察かんさつから  分わかる  太陽たいようの  運動うんどうと,  太陽たいようのように  自みずから  光ひかりを  放はなつ  天体てんたいの  名称めいしょうを  組くみ合あわせた  ものと  して  適切てきせつなのは,  次つぎの  表ひょうの  ア~エの  うちでは  どれか。

図ず2  画像

図ず3  画像

図ず4  画像

 

  
観察かんさつから  分わかる  太陽たいようの  運動うんどう
太陽たいようのように  自みずから  光ひかりを  放はなつ  天体てんたいの  名称めいしょう
ア
自転じてん
恒星こうせい
イ
公転こうてん
恒星こうせい
ウ
自転じてん
惑星わくせい
エ
公転こうてん
惑星わくせい

  

 

[問とい3]  図ず5のように,  電でん球きゅう,  焦点しょうてん  距離きょりが   の  凸とつレンズ,  スクリーンを,光学こうがく台だいに  一直線上いっちょくせんじょうに  置おいた。  電でん球きゅうと  凸とつレンズの  間あいだの  距離きょりが   ,  凸とつレンズと  スクリーンの  間あいだの  距離きょりが   に  なるように  固定こてい  した  とき,  スクリーンに  はっきりと  像ぞうが  映うつった。

  スクリーンに  映うつった  像ぞうを  電でん球きゅうの  実物じつぶつと  比くらべた  とき,  像ぞうの  見みえ方かたと,  像ぞうの  大おおきさを  組くみ合あわせた  ものと  して  適切てきせつなのは,  次つぎの  表ひょうの  ア~エの  うちでは  どれか。

図ず5  画像           

  
像ぞうの  見みえ方かた
像ぞうの  大おおきさ
ア
上下じょうげ  同おなじ  向むき
実物じつぶつより  小ちいさい。
イ
上下じょうげ  同おなじ  向むき
実物じつぶつより  大おおきい。
ウ
上下じょうげ  逆ぎゃく向むき
実物じつぶつより  小ちいさい。
エ
上下じょうげ  逆ぎゃく向むき
実物じつぶつより  大おおきい。

  

 

[問とい4]  表ひょう1は,  水みず   に  ミョウバンを  溶とかして  飽和ほうわ水溶液すいようえきに  した  ときの  溶とけた  ミョウバンの  質量しつりょうを  示しめした  もので  ある。   の  水みず   に  ミョウバン   を  溶とかした。  この  水溶液すいようえきを  冷ひやして  いくと,  溶とけて  いた  ミョウバンが  結晶けっしょうと  して  出でて  きた。  水溶液すいようえきの  温度おんどが   に  なった  とき,  出でて  くる  結晶けっしょうの  質量しつりょうと  して  適切てきせつなのは,  次つぎの  うちでは  どれか。

表ひょう1

水みずの  温度おんど  [ ]
ミョウバンの  質量しつりょう  [ ]




 

ア  

イ  

ウ  

エ  

  

 

[問とい5]  水平すいへいな  台だいの  上うえで  一直線上いっちょくせんじょうを  運動うんどう  して  いる  力学りきがく  台車だいしゃの  運動うんどうを,   秒びょう間かんに   回かい  打だ点てん  する  記録きろくタイマーを  用もちいて  記録きろく  した  ところ,  図ず6のように  なった。  図ず6の  記録きろくテープに  位置いち と  位置いち を  付つけ,  位置いち から  位置いち までの  間隔かんかくを  測定そくてい  した  ところ   で  あった。  記録きろく  した  位置いち から  位置いち までの  力学りきがく  台車だいしゃの  運動うんどうと,  平均へいきんの  速はやさを  組くみ合あわせた  ものと  して  適切てきせつなのは,  次つぎの  表ひょうの  ア~エの  うちでは  どれか。

図ず6  画像    

  
力学りきがく  台車だいしゃの  運動うんどう
平均へいきんの  速はやさ  〔 〕
ア
速はやさが  一定いっていの  割合わりあいで  増ふえる  直線ちょくせん  運動うんどう

イ
速はやさが  一定いっていの  直線ちょくせん  運動うんどう

ウ
速はやさが  一定いっていの  割合わりあいで  増ふえる  直線ちょくせん  運動うんどう

エ
速はやさが  一定いっていの  直線ちょくせん  運動うんどう

  

 

[問とい6]  炭酸たんさん水素すいそナトリウムを  加熱かねつ  する  実験じっけんを  安全あんぜんに  行おこなう  ための  装置そうちの  組くみ立たて方かたを  次つぎの   ,   から  一ひとつ,  加熱かねつ  した  ときに  スタンドに  固定こてい  した  試験しけん管かん内ないに  発生はっせい  する  液えき体たいが  水みずで  ある  ことを  調しらべる  ために  使つかう  指示薬しじやくを  次つぎの   ,   から  一ひとつ,  それぞれ  選えらび,  組くみ合あわせた  ものと  して  適切てきせつなのは,  下したの  ア~エの  うちでは  どれか。

 画像 

 画像

 塩えん化かコバルト紙し

 リトマス紙し

 

ア   ,  

イ   ,  

ウ   ,  

エ   ,  

  

 

[問とい7]  音おとの  振動しんどうは,  鼓こ膜まくで  とらえられ,  信号しんごうと  して  神経しんけいを  通とおって,  脳のうに  伝つたわる。  音おとなどの  刺激しげきを  信号しんごうと  して  脳のうに  伝つたえる  神経しんけいの  名称めいしょうと,  脳のうや  脊髄せきずいから  なる  神経しんけいの  名称めいしょうを  組くみ合あわせた  ものと  して  適切てきせつなのは,  次つぎの  表ひょうの  ア~エの  うちでは  どれか。

 

  
音おとなどの  刺激しげきを  信号しんごうと  して  脳のうに  伝つたえる  神経しんけいの  名称めいしょう
脳のうや  脊髄せきずいから  なる  神経しんけいの  名称めいしょう
ア
運動うんどう  神経しんけい
中枢ちゅうすう  神経しんけい
イ
運動うんどう  神経しんけい
末梢まっしょう  神経しんけい
ウ
感覚かんかく  神経しんけい
中枢ちゅうすう  神経しんけい
エ
感覚かんかく  神経しんけい
末梢まっしょう  神経しんけい

  

 

 生徒せいとが,  登山とざんの  際さいに  気付きづいた  ことに  ついて,  科学的かがくてきに  探たん究きゅう  しようと  考かんがえ,  自由じゆう  研究けんきゅうに  取とり組くんだ。  生徒せいとが  書かいた  レポートの  一部いちぶを  読よみ,  次つぎの  各問かくといに  答こたえよ。

 

<レポート1>  仕事しごとの  大おおきさと  仕事率しごとりつに  ついて

  ケーブルカーで  山頂さんちょうの  駅えきまで  移動いどう  し  休憩きゅうけい所じょに  着ついた。  休憩きゅうけい所じょの  管理人かんりにんから,  ケーブルカーの  開通かいつう  以前いぜんは,  飲のみ物ものなどの  荷物にもつを  人ひとが  背負せおって  徒歩とほで  運はこんで  いた  ことを  聞きいた。  そこで,  ケーブルカーを  利用りよう  して  荷物にもつを  運はこぶ  場合ばあいと  徒歩とほで  荷物にもつを  運はこぶ  場合ばあいの  仕事しごとの  大おおきさと  仕事率しごとりつに  ついて  調しらべる  ことに  した。

  麓ふもとの  駅えきから  山頂さんちょうの  駅えきまでの  区間くかんでは,  標高ひょうこう差さが    ある。  この  区間くかんの  所要しょよう  時間じかんは,  ケーブルカーを  利用りよう  すると   分ふんで  あり,  徒歩とほで  登のぼると   分ぷんで  ある  ことが  分わかった。

   

[問とい1]  <レポート1>から,  質量しつりょう   の  荷物にもつを  麓ふもとの  駅えきから  山頂さんちょうの  駅えきまで  運はこぶ  とき,  ケーブルカーを  利用りよう  した  ときと  徒歩とほの  ときの,  仕事しごとの  大おおきさの  関係かんけいに  ついて  述のべた  ものと,  仕事率しごとりつの  関係かんけいに  ついて  述のべた  ものを  組くみ合あわせた  ものと  して  適切てきせつなのは,  次つぎの  表ひょうの  ア~エの  うちでは  どれか。

 

  
仕事しごとの  大おおきさの  関係かんけい
仕事率しごとりつの  関係かんけい
ア
ケーブルカーを  利用りよう  した  方ほうが   倍ばい  大おおきい。
等ひとしい。
イ
ケーブルカーを  利用りよう  した  方ほうが   倍ばい  大おおきい。
ケーブルカーを  利用りよう  した  方ほうが   倍ばい  大おおきい。
ウ
等ひとしい。
等ひとしい。
エ
等ひとしい。
ケーブルカーを  利用りよう  した  方ほうが   倍ばい  大おおきい。

  

 

<レポート2>  雲くもの  でき方かたに  ついて

  山頂さんちょうに  着ついた  とき,  山頂さんちょうよりも  低ひくい  位置いちに  雲くもが  広ひろがって  見みえた。  そこで,  雲くもの  でき方かたに  ついて  調しらべる  ことに  した。

  雲くもの  でき方かたに  ついて  調しらべた  ところ,  以下いかの  ことが  分わかった。

①  空気くうきの  かたまりが  上昇じょうしょう  すると,  気圧きあつや  温度おんどが  変化へんか  する。

②  空気くうきの  温度おんどが  変化へんか  する  ことに  より,  空気くうきに  含ふくみきれなく  なった  水蒸気すいじょうきは  水滴すいてきに  なり,  雲くもが  できる。

③  雲くもが  できる  高たかさは,  空気くうきの  かたまりに  含ふくまれる  水蒸気量すいじょうきりょうや  上空じょうくうの  温度おんどに  よって  異ことなる。

 

[問とい2]  <レポート2>から,  山やまの  麓ふもとに  ある  水蒸気すいじょうきを  含ふくむ  空気くうきの  かたまりが,  山やまの  斜面しゃめんに  沿そって  上昇じょうしょう  した  ときの  雲くもの  でき方かたに  ついて  述のべた  ものと  して  適切てきせつなのは,  次つぎの  うちでは  どれか。

ア  空気くうきの  かたまりは,  上昇じょうしょう  するほど  周囲しゅういの  気圧きあつが  低ひくく  なる  ため,  膨張ぼうちょう  して  温度おんどが  露点ろてんより  上あがり,  雲くもが  できる。

イ  空気くうきの  かたまりは,  上昇じょうしょう  するほど  周囲しゅういの  気圧きあつが  低ひくく  なる  ため,  膨張ぼうちょう  して  温度おんどが  露点ろてんより  下さがり,  雲くもが  できる。

ウ  空気くうきの  かたまりは,  上昇じょうしょう  するほど  周囲しゅういの  気圧きあつが  高たかく  なる  ため,  収縮しゅうしゅく  して  温度おんどが  露点ろてんより  上あがり,  雲くもが  できる。

エ  空気くうきの  かたまりは,  上昇じょうしょう  するほど  周囲しゅういの  気圧きあつが  高たかく  なる  ため,  収縮しゅうしゅく  して  温度おんどが  露点ろてんより  下さがり,  雲くもが  できる。

  

 

<レポート3>  加熱かねつ式しき  容器ようきに  利用りよう  されて  いる  加熱かねつの  仕組しくみに  ついて

  加熱かねつ式しき  容器ようきに  入いれた  弁当べんとうを  持もって  山やまに  登のぼった。  この  容器ようきは,  容器ようきに  付ついて  いる  ひもを  引ひくと,  火ひを  使つかわずに  弁当べんとうが  温あたたまる  もので  ある。  そこで,  加熱かねつ式しき  容器ようきに  利用りよう  されて  いる  加熱かねつの  仕組しくみに  ついて  調しらべる  ことに  した。

  加熱かねつ式しき  容器ようきの  底そこは  二重にじゅう  構造こうぞうで  あり,  底そこには  酸化さんかカルシウムと  水みずが  別々べつべつの  袋ふくろに  入はいって  いた。  容器ようきから  出でて  いる  ひもを  引ひくと  酸化さんかカルシウムと  水みずが  徐々じょじょに  混まざり,  化学かがく  変化へんかが  起おこる。  この  化学かがく  変化へんかに  よって,  弁当べんとうが  温あたたまる  ことが  分わかった。  また,  鉄てっ粉ぷんと  活性かっせい炭たんと  少しょう量りょうの  食塩水しょくえんすいを  混まぜた  ときの  反応はんのうも,  同様どうようの  熱ねつの  出入でいりが  起おこる  ことが  分わかった。

 

[問とい3]  <レポート3>から,  酸化さんかカルシウムと  水みずの  化学かがく  変化へんかが  起おこる  ときの  熱ねつの  出入でいりと,  鉄てっ粉ぷんと  活性かっせい炭たんと  少しょう量りょうの  食塩水しょくえんすいを  混まぜた  ときに  起おこる  反応はんのうで,  鉄てつが  化合かごう  する  物質ぶっしつの  名称めいしょうを  組くみ合あわせた  ものと  して  適切てきせつなのは,  次つぎの  表ひょうの  ア~エの  うちでは  どれか。

 

  
酸化さんかカルシウムと  水みずの  化学かがく  変化へんかが  
起おこる  ときの  熱ねつの  出入でいり

鉄てっ粉ぷんと  活性かっせい炭たんと  少しょう量りょうの  食塩水しょくえんすいを  混まぜた  ときに  
起おこる  反応はんのうで  鉄てつが  化合かごう  する  物質ぶっしつの  名称めいしょう

ア
周囲しゅういに  熱ねつを  放出ほうしゅつ  する。
酸素さんそ
イ
周囲しゅういから  熱ねつを  吸収きゅうしゅう  する。
酸素さんそ
ウ
周囲しゅういに  熱ねつを  放出ほうしゅつ  する。
炭素たんそ
エ
周囲しゅういから  熱ねつを  吸収きゅうしゅう  する。
炭素たんそ

  

 

<レポート4>  落おち葉ばと  微び生物せいぶつの  働はたらきに  ついて

  登山道とざんどうの  脇わきには  倒木とうぼくが  あり,  たくさんの  落おち葉ばが  重かさなって  いた。  倒木とうぼくには  キノコが,  落おち葉ばには  カビが  生はえて  いた。  そこで,  倒木とうぼくや  落おち葉ばなどに  生はえて  いる  キノコや  カビの  働はたらきに  ついて  調しらべる  ことに  した。

  キノコや  カビは  菌類きんるいの  仲間なかまで  あり,  倒木とうぼくや  落おち葉ば,  さらに  落おち葉ばの  下したの  土つちの  中なかに  含ふくまれて  いる  栄養分えいようぶんを  取とり入いれて  生いきて  いる  ことが  分わかった。

 

[問とい4]  <レポート4>から,  キノコや  カビの  特徴とくちょうと,  自然界しぜんかいに  おける  菌類きんるいの  働はたらきを  組くみ合あわせた  ものと  して  適切てきせつなのは,  次つぎの  表ひょうの  ア~エの  うちでは  どれか。

 

  
キノコや  カビの  特徴とくちょう
自然界しぜんかいに  おける  菌類きんるいの  働はたらき
ア
単細胞たんさいぼうの  生物せいぶつで,  分裂ぶんれつで  殖ふえる。
有機物ゆうきぶつを  取とり入いれ,  二酸化にさんか炭素たんそや  
水みずなどの  無機物むきぶつに  分解ぶんかい  する。

イ
単細胞たんさいぼうの  生物せいぶつで,  分裂ぶんれつで  殖ふえる。
無機物むきぶつを  取とり入いれ,  デンプンや  
タンパク質しつなどの  有機物ゆうきぶつを  つくり出だす。

ウ
多細胞たさいぼうの  生物せいぶつで,
体からだは  菌糸きんしで  できて  いる。

有機物ゆうきぶつを  取とり入いれ,  二酸化にさんか炭素たんそや  
水みずなどの  無機物むきぶつに  分解ぶんかい  する。

エ
多細胞たさいぼうの  生物せいぶつで,
体からだは  菌糸きんしで  できて  いる。

無機物むきぶつを  取とり入いれ,  デンプンや  
タンパク質しつなどの  有機物ゆうきぶつを  つくり出だす。

  

 

 地層ちそうの  観察かんさつに  ついて,  次つぎの  各問かくといに  答こたえよ。

 

<観察かんさつ1>を  行おこなった  ところ,  <結果けっか1>のように  なった。

<観察かんさつ1>

水平すいへいな  地ち表面ひょうめんを   と  して,  地ち表面ひょうめんからの  高たかさ   の  露頭ろとうを  観かん察さっ  し,  露頭ろとうの  地層ちそうの  重かさなり方かた,  露頭ろとうに  見みられる  それぞれの  地層ちそうを  形成けいせい  する  岩石がんせきや  土砂どしゃなどを  スケッチ  した。

<結果けっか1>

(1)  図ず1は,  露頭ろとうの  スケッチを  模も式しき的てきに  表あらわし,  地層ちそうの  特徴とくちょうを  加くわえた  もので  ある。

図ず1  画像       

(2)  地層ちそう③は,  下したの  方ほうに  大おおきな  粒つぶの  れきが  見みられた。  また,  上うえの  方ほうの  粒つぶの  粗あらい  砂すなの  中なかに  カキの  貝かい殻がらの  化石かせきが  あった。

(3)  地層ちそう④と  地層ちそう⑤は  水平すいへいな  地ち表面ひょうめんに  対たいして  同おなじ  傾かたむきで  傾かたむいて  いた。

  

 

次つぎに,  <観察かんさつ2>を  行おこなった  ところ,  <結果けっか2>のように  なった。

<観察かんさつ2>

(1)  地層ちそう①,  ⑤の  一部いちぶを  採取さいしゅ  し,  試料しりょうと  した。

(2)  地層ちそう①の  試料しりょうを  蒸発じょうはつ皿ざらに  とり,  水みずを  加くわえて  指ゆびで  押おしつぶすように  して  洗あらい,  水みずを  捨すてた。  水みずを  入いれ替かえて  濁にごらなく  なるまで  繰くり返かえし  洗あらい,  乾燥かんそう  させた。  残のこった  粒つぶを  ペトリ皿ざらに  移うつし,  ルーぺで  観察かんさつ  し,  スケッチ  した。

(3)  地層ちそう⑤の  試料しりょうを  別べつの  ペトリ皿ざらに  入いれ,  薄うすい  塩酸えんさんを  かけた。

<結果けっか2>

(1)  図ず2は,  <結果けっか2>の  (2)で  残のこった  粒つぶを  スケッチ  した  もので  ある。

図ず2  画像 

  濃こい  緑色みどりいろで  柱状ちゅうじょうの  鉱物こうぶつや  白色はくしょくで  平たいらな  面めんが  ある  鉱物こうぶつなどが  観察かんさつ  できた。  観察かんさつ  した  試料しりょうに  含ふくまれる  無色むしょく  鉱物こうぶつと  有色ゆうしょく  鉱物こうぶつの  割合わりあいは,  無色むしょく  鉱物こうぶつの  含ふくまれる  割合わりあいの  方ほうが  多おおかった。

(2)  地層ちそう⑤の  試料しりょうは  泡あわを  出だしながら  溶とけた。

  

 

次つぎに,  <観察かんさつ3>を  行おこなった  ところ,  <結果けっか3>のように  なった。

<観察かんさつ3>

<観察かんさつ1>の  露頭ろとうに  ついて,  地層ちそうが  堆積たいせき  した  当時とうじの  環境かんきょうや  年代ねんだいを  博物館はくぶつかんや  インターネットで  調しらべた。

<結果けっか3>

  地層ちそう②から  クジラの  骨ほねの  化石かせきが  見みつかって  いた  ことが  分わかった。  また,  地層ちそう⑤から  サンゴの  化石かせきが  見みつかって  いた  ことが  分わかった。

  

 

[問とい1]  <結果けっか2>の  (1)から  分わかる  地層ちそう①の  でき方かたと,  <結果けっか2>の  (1)で  得えられた  鉱物こうぶつの  種類しゅるいや  割合わりあいを  手て掛がかりに  推定すいてい  できる  ことを  組くみ合あわせた  ものと  して  適切てきせつなのは,  次つぎの  表ひょうの  ア~エの  うちでは  どれか。

 

  
<結果けっか2>の  (1)から  分わかる  
地層ちそう①の  でき方かた

<結果けっか2>の  (1)で  得えられた
鉱物こうぶつの  種類しゅるいや  割合わりあいを  手て掛がかりに
推定すいてい  できる  こと

ア
火口かこうから  噴ふき出でた  火山灰かざんばいが,
降ふり積つもって  できた。

地層ちそうが  堆積たいせき  した  当時とうじの  地形ちけい
イ
火口かこうから  噴ふき出でた  火山灰かざんばいが,
降ふり積つもって  できた。

火山かざんの  形かたち
ウ
マグマが  地下ちかの  深ふかい  ところで  
ゆっくり  冷ひえて  固かたまって  できた。

地層ちそうが  堆積たいせき  した  当時とうじの  地形ちけい
エ
マグマが  地下ちかの  深ふかい  ところで  
ゆっくり  冷ひえて  固かたまって  できた。

火山かざんの  形かたち

  

 

[問とい2]  <結果けっか2>の  (2)から  分わかる  地層ちそう⑤の  岩石がんせきの  名称めいしょうと,  地層ちそう⑤の  岩石がんせきの  でき方かたを  組くみ合あわせた  ものと  して  適切てきせつなのは,  次つぎの  表ひょうの  ア~エの  うちでは  どれか。

 

  
<結果けっか2>の  (2)から  分わかる  
地層ちそう⑤の  岩石がんせきの  名称めいしょう

地層ちそう⑤の  岩石がんせきの  でき方かた
ア
チャート
軽石かるいしや  火山灰かざんばいが  海底かいていに  堆積たいせき  して  できた。
イ
チャート
生物せいぶつの  死し骸がい  (遺い骸がい)が  海底かいていに  堆積たいせき  して  できた。
ウ
石灰岩せっかいがん
軽石かるいしや  火山灰かざんばいが  海底かいていに  堆積たいせき  して  できた。
エ
石灰岩せっかいがん
生物せいぶつの  死し骸がい  (遺い骸がい)が  海底かいていに  堆積たいせき  して  できた。

  

 

[問とい3]  <結果けっか3>から,  地層ちそう②が  堆積たいせき  した  地質ちしつ  年代ねんだい  (地質ちしつ  時代じだい)を  次つぎの   ,   から  一ひとつ,  同おなじ  地質ちしつ  年代ねんだい  (地質ちしつ  時代じだい)に  生息せいそく  して  いた  生物せいぶつを  次つぎの   ~ から  一ひとつ,  それぞれ  選えらび,  組くみ合あわせた  ものと  して  適切てきせつなのは,  下したの  ア~エの  うちでは  どれか。

 古生代こせいだい        新生代しんせいだい

 ビカリア        アンモナイト        サンヨウチュウ        フズリナ

 

ア   ,  

イ   ,  

ウ   ,  

エ   ,  

  

 

[問とい4]  <結果けっか1>と  <結果けっか3>から  分わかる,  地層ちそう④と  地層ちそう⑤が  堆積たいせき  した  時期じきに  起おきた  大地だいちの  変化へんかに  ついて  述のべた  ものを  次つぎの   ,   から  一ひとつ,  地層ちそう②と  地層ちそう③の  それぞれが  堆積たいせき  した  環境かんきょうの  違ちがいに  ついて  述のべた  ものを  次つぎの   ,   から  一ひとつ,  それぞれ  選えらび,  組くみ合あわせた  ものと  して  適切てきせつなのは,  下したの  ア~エの  うちでは  どれか。

  ただし,  この  地域ちいきでは  地層ちそうの  上下じょうげの  逆転ぎゃくてんは  ない  ものと  する。

 地層ちそう⑤の  上うえに  地層ちそう④が  堆積たいせき  した  後あと,  大おおきな  力ちからが  働はたらき  地層ちそう⑤と  地層ちそう④が  重かさなった  まま  傾かたむいた。

 地層ちそう⑤が  堆積たいせき  した  後あと,  大おおきな  力ちからが  働はたらき  地層ちそう⑤が  傾かたむき,  その  上うえに  地層ちそう④が  堆積たいせき  した。

 地層ちそう③が  河口かこうや  海岸かいがんに  近ちかい  海うみで  堆積たいせき  したのに  比くらべ,  地層ちそう②は  河口かこうや  海岸かいがんから  遠とおい  海うみで  堆積たいせき  した。

 地層ちそう③が  河口かこうや  海岸かいがんから  遠とおい  海うみで  堆積たいせき  したのに  比くらべ,  地層ちそう②は  河口かこうや  海岸かいがんに  近ちかい  海うみで  堆積たいせき  した。

 

ア   ,  

イ   ,  

ウ   ,  

エ   ,  

  

 

 植物しょくぶつの  体からだの  つくりと  働はたらきを  調しらべる  実験じっけんに  ついて,  次つぎの  各問かくといに  答こたえよ。

 

<実験じっけん1>を  行おこなった  ところ,  <結果けっか1>のように  なった。

<実験じっけん1>

(1)  図ず1のように,  三角さんかくフラスコに  赤あかインクで  着色ちゃくしょく  した  水みずを  入いれ,  茎くきを  切きった  ツユクサを  挿さした。

図ず1  画像  

(2)  (1)の  三角さんかくフラスコを  明あかるく  風通かぜとおしの  よい  場所ばしょに   時間じかん  置おいた  後あと,  葉はを  図ず2のように,  茎くきを  図ず3のように  かみそりの  刃はで  薄うすく  切きり,  それぞれの  断面だんめんを  顕微鏡けんびきょうで  観察かんさつ  した。

図ず2  画像  

図ず3  画像  

<結果けっか1>

葉はの  断面だんめんの  スケッチは  図ず4,  茎くきの  断面だんめんの  スケッチは  図ず5のようで  あった。

図ず4  画像 

図ず5  画像 

  

 

[問とい1]  <結果けっか1>に  おいて  赤あかく  染そまった  部分ぶぶんの  名称めいしょうを  次つぎの   ,   から  一ひとつ,  ツユクサの  葉はと  同おなじ  特徴とくちょうを  もつ  植物しょくぶつを  次つぎの   ,   から  一ひとつ,  それぞれ  選えらび,  組くみ合あわせた  ものと  して  適切てきせつなのは,  下したの  ア~エの  うちでは  どれか。

 師管しかん        道管どうかん        タンポポ        トウモロコシ

 

ア   ,  

イ   ,  

ウ   ,  

エ   ,  

  

 

次つぎに,  <実験じっけん2>を  行おこなった  ところ,  <結果けっか2>のように  なった。

<実験じっけん2>

(1)  葉はの  枚数まいすうや  大おおきさ,  色いろ,  茎くきの  太ふとさの  条件じょうけんを  そろえた  ツユクサを   本ほん  用意ようい  し,  茎くきを  切きって  長ながさを  そろえた。

(2)  全すべての  葉はに  ついて,  表側おもてがわに  ワセリンを  塗ぬった  ものを  ツユクサ ,  裏側うらがわに  ワセリンを  塗ぬった  ものを  ツユクサ ,表側おもてがわと  裏側うらがわに  ワセリンを  塗ぬった  ものを  ツユクサ ,  ワセリンを  塗ぬらなかった  ものを  ツユクサ と  した。

  なお,  ワセリンは,  水みずや  水蒸気すいじょうきを  通とおさない  ものと  する。

(3)   個この  三角さんかくフラスコに  同どう量りょうの  水みずを  入いれ,  ツユクサ を  挿さした  ものを  三角さんかくフラスコ ,  ツユクサ を  挿さした  ものを  三角さんかくフラスコ ,  ツユクサ を  挿さした  ものを  三角さんかくフラスコ ,  ツユクサ を  挿さした  ものを  三角さんかくフラスコ と  した。  その  後ご,  図ず6のように  三角さんかくフラスコ内ないの  水みずの  蒸発じょうはつを  防ふせぐ  ため  三角さんかくフラスコ ~ の  それぞれの  水面すいめんに  少しょう量りょうの  油あぶらを  注そそいだ。

図ず6  画像  

(4)  少しょう量りょうの  油あぶらを  注そそいだ  三角さんかくフラスコ ~ の  質量しつりょうを  電子でんしてんびんで  測定そくてい  した  後あと,  明あかるく  風通かぜとおしの  よい  場所ばしょに   時間じかん  置おき,  再ふたたび  電子でんしてんびんで  それぞれの  質量しつりょうを  測定そくてい  し,  水みずの  減少げんしょう量りょうを  調しらべた。

<結果けっか2>

  
三角さんかくフラスコ
三角さんかくフラスコ
三角さんかくフラスコ
三角さんかくフラスコ
水みずの  減少量げんしょうりょう




  

 

[問とい2]  <結果けっか2>から,  葉はの  蒸散じょうさんの  様子ようすに  ついて  述のべた  ものと,  葉はの  裏側うらがわからの  蒸散じょうさんの  量りょうを  組くみ合あわせた  ものと  して  適切てきせつなのは,  下したの  表ひょうの  ア~エの  うちでは  どれか。

  ただし,  ワセリンを  塗ぬる  前まえの  ツユクサ ~ の  蒸散じょうさんの  量りょうは,  ツユクサ の  蒸散じょうさんの  量りょうと  等ひとしい  ものと  し,  また,  ツユクサの  蒸散じょうさんの  量りょうと  等ひとしい  量りょうの  水みずが  吸すい上あげられる  ものと  する。

  
葉はの  蒸散じょうさんの  様子ようす
葉はの  裏側うらがわからの  蒸散じょうさんの  量りょう
ア
蒸散じょうさんは,  葉はの  表側おもてがわより
裏側うらがわの  方ほうが  さかんで  ある。


イ
蒸散じょうさんは,  葉はの  裏側うらがわより
表側おもてがわの  方ほうが  さかんで  ある。


ウ
蒸散じょうさんは,  葉はの  表側おもてがわより
裏側うらがわの  方ほうが  さかんで  ある。


エ
蒸散じょうさんは,  葉はの  裏側うらがわより
表側おもてがわの  方ほうが  さかんで  ある。


  

 

[問とい3]  ツユクサが  葉はで  光合成こうごうせいを  行おこなう  際さいに  必要ひつような  二酸化にさんか炭素たんそは,  葉はや  茎くきから  取とり入いれられる  ことに  ついて  確たしかめようと  考かんがえ,  〈仮説かせつ〉を  立たてた。

 

〈仮説かせつ〉

  葉はの  枚数まいすうや  大おおきさ,  色いろ,  茎くきの  太ふとさ,  長ながさの  条件じょうけんを  そろえた  ツユクサを   本ほん  用意ようい  し,  水みずを  入いれた  三角さんかくフラスコに  挿さし,  一昼夜いっちゅうや  暗あん室しつに  置おく。  翌日よくじつ,  暗あん室しつから  取とり出だした   本ほんの  ツユクサを,  それぞれ  ツユクサ ,ツユクサ と  する。  ツユクサ には,  葉はの  表側おもてがわと  裏側うらがわ  及および  茎くきに  ワセリンを  塗ぬり,  ツユクサ には,  ワセリンを  塗ぬらない。  ツユクサ と  ツユクサ に  それぞれ  ポリエチレンの  袋ふくろを  かぶせた  後あと,  中なかに  息いきを  吹ふき込こみ  図ず7のように  密みっ封ぷう  する。  ツユクサ と  ツユクサ に  光ひかりを   時間じかん  当あてる。  光ひかりを   時間じかん  当あてた  ツユクサ と  ツユクサ の  袋ふくろの  中なかの  気き体たいを,  それぞれ  気き体たい ,  気き体たい と  する。

図ず7  画像 

①  気き体たい と  気き体たい を  石灰せっかい水すいに  通とおすと,  石灰せっかい水すいの  変化へんかは  表ひょう1のように  なる。

②  光ひかりを   時間じかん  当あてた  ツユクサ と  ツユクサ の  葉はを  一枚いちまいずつ  取とり,  それぞれ  熱ねっ湯とうに  つけて  柔やわらかく  した  後あと,  温あたためた  エタノールで  脱だっ色しょく  する。  脱だっ色しょく  した  葉はを  水みずで  洗あらい,  ヨウ素そ液えきに  浸ひたした  ときの  葉はの  色いろの  変化へんかは  表ひょう2のように  なる。

  表ひょう1と  表ひょう2の  両方りょうほうの  結果けっかが  得えられると,  ツユクサが  葉はで  光合成こうごうせいを  行おこなう  際さいに  必要ひつような  二酸化にさんか炭素たんそは,  葉はや  茎くきから  取とり入いれられると  言いえる。

表ひょう1

画像     

表ひょう2

画像     

〈仮説かせつ〉の  表ひょう1の   (1) と   (2) ,  表ひょう2の (3) と   (4) に  それぞれ  当あてはまる  ものと  して  適切てきせつなのは,  下したの  アと  イの  うちでは  どれか。

表ひょう1

 (1)   ア  変化へんか  しない。    イ  白しろく  濁にごる。

 (2)   ア  変化へんか  しない。    イ  白しろく  濁にごる。

表ひょう2

 (3)   ア  変化へんか  しない。    イ  青あお紫色むらさきいろに  なる。

 (4)   ア  変化へんか  しない。    イ  青あお紫色むらさきいろに  なる。

  

 

 水溶液すいようえきと  金属きんぞくを  用もちいた  実験じっけんに  ついて,  次つぎの  各問かくといに  答こたえよ。

 

<実験じっけん1>を  行おこなった  ところ,  <結果けっか1>のように  なった。

<実験じっけん1>

(1)  図ず1のように,  薄うすい  塩酸えんさんを  入いれた  ビーカーに  電でん極きょくと  して  亜あ鉛えん板ばんと  銅どう板ばんを  入いれ,  光こう電池でんち用よう  モーターを  つなぎ,  光こう電池でんち用よう  モーターの  様子ようすと  電でん極きょく  付近ふきんの  様子ようすを  観察かんさつ  した。

図ず1  画像    

(2)  光こう電池でんち用よう  モーターを  外はずした  後あと,  金属板きんぞくばんを  取とり出だして  洗あらい,  金属板きんぞくばんの  表面ひょうめんの  様子ようすを  観察かんさつ  した。

(3)  (1)の  ビーカーに  入いれる  薄うすい  塩酸えんさんを,  砂糖さとう水みず,  エタノールに  替かえ,  それぞれに  ついて  (1),  (2)と  同様どうようの  実験じっけんを  行おこなった。  ただし,  亜あ鉛えん板ばんと  銅どう板ばんは  その  都度つど  新あらたな  ものに  替かえる  ことと  する。

<結果けっか1>

液えき体たいの  種類しゅるい
薄うすい  塩酸えんさん
砂糖さとう水みず
エタノール
光こう電池でんち用よう  モーターの  様子ようす
回転かいてん  した。
回転かいてん  しなかった。
回転かいてん  しなかった。
電でん極きょく  付近ふきんの  様子ようす
亜あ鉛えん板ばんと  銅どう板ばんの  両方りょうほうから
気き体たいが  発生はっせい  した。

変化へんかが  なかった。
変化へんかが  なかった。
金属板きんぞくばんの  表面ひょうめんの  様子ようす
亜あ鉛えん板ばんの  液えきに  つかって  いた
部分ぶぶんの  表面ひょうめんが  ざらついて  いた。

銅どう板ばんは  変化へんかが  なかった。

亜あ鉛えん板ばんと  銅どう板ばんの,
どちらも  
変化へんかが  なかった。

亜あ鉛えん板ばんと  銅どう板ばんの,
どちらも  
変化へんかが  なかった。

  

 

[問とい1]  <結果けっか1>から,  亜あ鉛えん板ばんと  銅どう板ばんを  入いれて  電流でんりゅうが  取とり出だせる  液えき体たいと,  <実験じっけん1>の  (1)に  おける  電流でんりゅうの  向むきを  図ず2の  矢印やじるし と  矢印やじるし の  向むきから  一ひとつ  選えらんだ  ものを  組くみ合あわせた  ものと  して  適切てきせつなのは,  下したの  表ひょうの  ア~エの  うちでは  どれか。

  ただし,  亜あ鉛えんは  亜あ鉛えん板ばん  付近ふきんの  塩酸えんさんと  反応はんのう  するので  気き体たいの  発生はっせいが  見みられるが,  電流でんりゅうを  取とり出だす  仕組しくみとは  関係かんけいが  ない。

図ず2  画像  

  
亜あ鉛えん板ばんと  銅どう板ばんを  入いれて
電流でんりゅうが  取とり出だせる  液えき体たい

<実験じっけん1>の  (1)に  おける
電流でんりゅうの  向むき

ア
非ひ電解質でんかいしつが  溶とけた  水溶液すいようえき
矢印やじるし の  向むきに  流ながれる。
イ
非ひ電解質でんかいしつが  溶とけた  水溶液すいようえき
矢印やじるし の  向むきに  流ながれる。
ウ
電解質でんかいしつが  溶とけた  水溶液すいようえき
矢印やじるし の  向むきに  流ながれる。
エ
電解質でんかいしつが  溶とけた  水溶液すいようえき
矢印やじるし の  向むきに  流ながれる。

  

 

次つぎに,<実験じっけん2>を  行おこなった  ところ,  <結果けっか2>のように  なった。

<実験じっけん2>

(1)  図ず3のように,  塩化銅えんかどう  水溶液すいようえきと  炭素たんそ棒ぼうを  用もちいて  回路かいろを  作つくり,   の  電圧でんあつを  加くわえて,   分間ぷんかん  電流でんりゅうを  流ながした。

図ず3  画像     

(2)  電流でんりゅうを  流ながして  いる  ときの,  電でん極きょく  付近ふきんで  起おこる  変化へんかの  様子ようすを  観かん察さっ  した。

<結果けっか2>

(1)  陽極ようきょくの  表面ひょうめんからは  気き体たいが  発生はっせい  し,  手てで  あおいで  においを  確認かくにん  すると,  プールの  消毒しょうどく剤ざいのような  刺激しげき臭しゅうが  した。

(2)  陰極いんきょくに  赤あかい  物質ぶっしつが  付着ふちゃく  した。  付着ふちゃく  した  物質ぶっしつを  取とり出だし,  薬やくさじで  こすると  金属きんぞく  光沢こうたくが  見みられた。

  

 

[問とい2]  <結果けっか1>と  <結果けっか2>の  電でん極きょく  付近ふきんの  様子ようすから,  <実験じっけん1>の  (1)の  銅どう板ばんの  表面ひょうめんで  起おこった  化学かがく  変化へんかと,  <実験じっけん2>の  陰極いんきょくの  表面ひょうめんで  起おこった  化学かがく  変化へんかを  組くみ合あわせた  ものと  して  適切てきせつなのは,  次つぎの  表ひょうの  ア~エの  うちでは  どれか。

  
<実験じっけん1>の  (1)の  銅どう板ばんの  表面ひょうめんで
起おこった  化学かがく  変化へんか

<実験じっけん2>の  陰極いんきょくの  表面ひょうめんで  
起おこった  化学かがく  変化へんか

ア
塩化物えんかぶつ  イオンが  電子でんしを  受うけ取とって  
塩えん素そ  原子げんしに  なり,
 塩えん素そ  原子げんしが  
個こ  結むすび付ついて  塩えん素そが  発生はっせい  した。
-の  電気でんきを  帯おびた  銅どうイオンが,
電子でんしを  失うしなって  
銅どうと  なり,
炭素たんそ棒ぼうに  付着ふちゃく  した。

イ
水素すいそ  イオンが  電子でんしを  受うけ取とって
水素すいそ  原子げんしに  なり,
 水素すいそ  原子げんしが
個こ  結むすび付ついて  水素すいそが  発生はっせい  した。
-の  電気でんきを  帯おびた  銅どうイオンが,
電子でんしを  失うしなって  
銅どうと  なり,
炭素たんそ棒ぼうに  付着ふちゃく  した。

ウ
塩化物えんかぶつ  イオンが  電子でんしを  受うけ取とって  
塩えん素そ  原子げんしに  なり,
 塩えん素そ  原子げんしが  
個こ  結むすび付ついて  塩えん素そが  発生はっせい  した。
+の  電気でんきを  帯おびた  銅どうイオンが,
電子でんしを  受うけ取とって  
銅どうと  なり,
炭素たんそ棒ぼうに  付着ふちゃく  した。

エ
水素すいそ  イオンが  電子でんしを  受うけ取とって
水素すいそ  原子げんしに  なり,
 水素すいそ  原子げんしが
個こ  結むすび付ついて  水素すいそが  発生はっせい  した。
+の  電気でんきを  帯おびた  銅どうイオンが,
電子でんしを  受うけ取とって  
銅どうと  なり,
炭素たんそ棒ぼうに  付着ふちゃく  した。

  

 

次つぎに,  <実験じっけん3>を  行おこなった  ところ,  <結果けっか3>のように  なった。

<実験じっけん3>

(1)  図ず4のように,燃料ねんりょう  電池でんち用ようの  電でん極きょくを  使用しよう  した  簡易かんい  電気でんき  分解ぶんかい  装置そうちに  水すい酸化さんかナトリウム  水溶液すいようえきを  入いれ,  電源でんげん  装置そうちに  つないだ。

図ず4  画像  

(2)  電源でんげん  装置そうちの  電源でんげんを  入いれて  電流でんりゅうを  流ながし,  それぞれの  電でん極きょくで  発生はっせい  した  気き体たいを  集あつめ,  集あつまった  気き体たいの  体積たいせきを  調しらべた。

(3)  電源でんげん  装置そうちの  電源でんげんを  切きり,  電源でんげん  装置そうちを  外はずして,  図ず5のように  電でん極きょくに  光こう電池でんち用よう  モーターを  つなぎ,  光こう電池でんち用よう  モーターの  回転かいてんが  止とまるまで  観察かんさつを  続つづけた。

図ず5  画像 

<結果けっか3>

(1)  陰極いんきょくで  発生はっせい  した  気き体たいの  体積たいせきは,  陽極ようきょくで  発生はっせい  した  気き体たいの  体積たいせきの  およそ   倍ばいで  あった。

(2)  光こう電池でんち用よう  モーターを  つなぐと  回転かいてん  し,  陰極いんきょくの  気き体たいも  陽極ようきょくの  気き体たいも  体積たいせきが  少すこしずつ  減少げんしょう  した。

 

[問とい3]  <実験じっけん3>で  起おこる  化学かがく  変化へんかの  うち,  化学かがく  エネルギーが  電気でんき  エネルギーに  変換へんかん  される  ときの  化学かがく  変化へんかを,  化学かがく  反応はんのう式しきで  書かけ。

  

 

 電流でんりゅうと  磁界じかいの  関係かんけいを  調しらべる  実験じっけんに  ついて,  次つぎの  各問かくといに  答こたえよ。

 

<実験じっけん1>を  行おこなった  ところ,  <結果けっか1>のように  なった。

<実験じっけん1>

(1)  図ず1のように,  台だいに  固定こてい  した  コイル,  スイッチ,  導線どうせん,  電源でんげん  装置そうちを  用もちいて  回路かいろを  作つくり,   極きょくが  黒くろく  塗ぬられた  方位ほうい  磁針じしんを,  台だい上じょうの  点てん から  点てん までの  各点かくてんに  置おいた。

図ず1  画像       

(2)  スイッチを  入いれ,  方位ほうい  磁針じしんの   極きょくが  指さす  向むきを  調しらべた。

<結果けっか1>

点てん から  点てん までの  各点かくてんに  置おいた  方位ほうい  磁針じしんの   極きょくが  指さす  向むきと  コイルを  流ながれた  電流でんりゅうの  向むきは,  図ず2のように  なった。

図ず2  画像 

  

 

[問とい1]  <結果けっか1>から,  台だいの  面上めんじょうに  おける  コイルの  周まわりの  磁界じかいの  向むきを  矢印やじるしで  表あらわした  ものと  して  適切てきせつなのは,  次つぎの  うちでは  どれか。

ア  画像

イ  画像

ウ  画像

エ  画像

  

 

次つぎに,  <実験じっけん2>を  行おこなった  ところ,  <結果けっか2>のように  なった。

<実験じっけん2>

(1)  金属きんぞく棒ぼう止どめが  ついた  金属きんぞくの  レール,  金属きんぞく棒ぼう,  磁石じしゃく,  電流でんりゅう計けい,  電圧でんあつ計けい,  抵抗ていこうの  大おおきさが   の  抵抗ていこう器き,  スイッチ,  導線どうせん,  電源でんげん  装置そうちを  用意ようい  した。

(2)  図ず3のように,  水平すいへい面上めんじょうに   本ほんの  レールを  平行へいこうに  置おき,  上面じょうめんが   極きょくに  なるように  磁石じしゃくの  向むきを  そろえて  等間隔とうかんかくに  並ならべて  装置そうちを  作つくり,  金属きんぞく棒ぼうを  向むきが  レールと  直角ちょっかくに  なるように  点てん に  置おき,  回路かいろを  作つくった。

図ず3  画像              

(3)  電源でんげん  装置そうちの  電圧でんあつを   に  し,  スイッチを  入いれ,  金属きんぞく棒ぼうが  動うごく  方向ほうこうを  調しらべた。

(4)  スイッチを  切きり,  金属きんぞく棒ぼうを  点てん に  もどした。

(5)  電源でんげん  装置そうちの  電圧でんあつを   に  し,スイッチを  入いれ,  金属きんぞく棒ぼうの  動うごきが  (3)と  比くらべ,  どのように  変かわるかを  調しらべた。

<結果けっか2>

(1)  <実験じっけん2>の  (3)で  調しらべた  金属きんぞく棒ぼうは,  点てん の  方向ほうこうに  動うごき,  金属きんぞく棒ぼう止どめに  衝突しょうとつ  して  静止せいし  した。  金属きんぞく棒ぼうが  静止せいし  して  いる  とき,  電流でんりゅう計けいの  値あたいは   で  あった。

(2)  <実験じっけん2>の  (5)で  調しらべた  金属きんぞく棒ぼうは,  点てん の  方向ほうこうに  <実験じっけん2>の  (3)と  比くらべ  速はやく  動うごき,  金属きんぞく棒ぼう止どめに  衝突しょうとつ  して  静止せいし  した。  金属きんぞく棒ぼうが  静止せいし  して  いる  とき,  電流でんりゅう計けいの  値あたいは   で  あった。

  

 

[問とい2]  電源でんげん  装置そうちの  電圧でんあつを   に  した  まま,  図ず3の  回路かいろ上じょうの  点てん から  点てん までの  間あいだに  抵抗ていこうの  大おおきさが   の  抵抗ていこう器きを  一ひとつ  追加ついか  する  ことで,  <結果けっか2>の  (2)より  金属きんぞく棒ぼうが  速はやく  動うごくように  したい。  二ふたつの  抵抗ていこう器きを  点てん から  点てん までの  間あいだに  どのように  つなげば  よいか。  解答かいとう  用紙ようしの  点てん から  点てん までの  間あいだに  電気でんき用よう  図ず記号きごうを  用もちいて  二ふたつの  抵抗ていこう器きの  つなぎ方かたを  かけ。  また,  解答かいとう  用紙ようしに  かいた  つなぎ方かたで  金属きんぞく棒ぼうが  速はやく  動うごく  理由りゆうを,  「回路かいろ  全体ぜんたいの  抵抗ていこう」と  「金属きんぞく棒ぼうに  流ながれる  電流でんりゅう」と  いう  語句ごくを  用もちいて  簡単かんたんに  書かけ。

画像

  

 

[問とい3]  <実験じっけん2>と  <結果けっか2>から,  金属きんぞく棒ぼうが  金属きんぞく棒ぼう止どめに  衝突しょうとつ  して  静止せいし  して  いる  とき,  磁石じしゃくに  よる  磁界じかいの  向むき  ( ),  金属きんぞく棒ぼうに  流ながれて  いる  電流でんりゅうの  向むき  ( ),  金属きんぞく棒ぼうに  流ながれる  電流でんりゅうが  磁界じかいから  受うける  力ちからの  向むき  ( )の  それぞれを  矢印やじるしで  表あらわした  ものと  して  適切てきせつなのは,  下したの  ア~エの  うちでは  どれか。

  ただし,  ア~エの  金属きんぞく棒ぼうの  向むきは,  図ず3と  同おなじ  向むきで  ある。

ア  画像

イ  画像

ウ  画像

エ  画像

  

 

次つぎに,  <実験じっけん3>を  行おこなった  ところ,  <結果けっか3>のように  なった。

<実験じっけん3>

(1)  図ず4のように,  スタンドに,  上面じょうめんが   極きょくに  なるように  棒ぼう磁石じしゃくを  糸いとで  つるした。  また,  コイル,  検流計けんりゅうけい,  導線どうせんを  用もちいて  回路かいろを  作つくり,  コイルの  中心ちゅうしんが,  点てん から  点てん までの  間あいだを  上下じょうげ  方向ほうこうに  動うごかせるように  した。

図ず4  画像       

(2)  コイルを  点てん から  点てん まで  動うごかした  ときの  検流計けんりゅうけいの  針はりが  振ふれる  向むきを  調しらべた。

(3)  コイルを  点てん から  点てん まで  動うごかした  ときの  検流計けんりゅうけいの  針はりが  振ふれる  向むきを  調しらべた。

(4)  棒ぼう磁石じしゃくの  上面じょうめんを   極きょくに  なるように  付つけ替かえ,  (2),  (3)と  同様どうようの  実験じっけんを  行おこなった。

<結果けっか3>

棒ぼう磁石じしゃくの  上面じょうめん
極きょく
極きょく
コイルの  動うごき
点てん から  点てん まで
動うごかした  とき

点てん から  点てん まで
動うごかした  とき

点てん から  点てん まで
動うごかした  とき

点てん から  点てん まで
動うごかした  とき

検流計けんりゅうけいの  針はりが  
振ふれる  向むき

右みぎに  振ふれた。
左ひだりに  振ふれた。
左ひだりに  振ふれた。
右みぎに  振ふれた。

  

 

[問とい4]  <結果けっか3>から,  コイルを  点てん から  点てん までの間あいだで  連続れんぞく  して  往復おうふく  させた  ときに  生しょうじる  電流でんりゅうのように,  電流でんりゅうの  大おおきさと  向むきが  周期的しゅうきてきに  変かわる  電流でんりゅうの  名称めいしょうと,  <実験じっけん3>の  (4)の  後あと,  コイルを  点てん から  点てん の  方向ほうこうに  動うごかす  とき,  コイルが  点てん から  点てん まで  動うごいて  いる  間あいだの  検流計けんりゅうけいの  針はりが  振ふれる  向むきを  組くみ合あわせた  ものと  して  適切てきせつなのは,  次つぎの  表ひょうの  ア~エの  うちでは  どれか。

  
電流でんりゅうの  大おおきさと  向むきが  
周期的しゅうきてきに  変かわる  
電流でんりゅうの  名称めいしょう

コイルを  点てん から  点てん の  方向ほうこうに  
動うごかす  とき  
コイルが  点てん から  点てん まで
動うごいて  いる  間あいだの  検流計けんりゅうけいの  
針はりが  振ふれる  向むき

ア
直流ちょくりゅう
右みぎに  振ふれる。
イ
直流ちょくりゅう
左ひだりに  振ふれる。
ウ
交流こうりゅう
右みぎに  振ふれる。
エ
交流こうりゅう
左ひだりに  振ふれる。

  

正せい答とう表ひょう

 

[問とい1]  イ

[問とい2]  ア

[問とい3]  エ

[問とい4]  イ

[問とい5]  エ

[問とい6]  ア

[問とい7]  ウ

  

 

[問とい1]  エ

[問とい2]  イ

[問とい3]  ア

[問とい4]  ウ

  

 

[問とい1]  イ

[問とい2]  エ

[問とい3]  ウ

[問とい4]  ア

  

 

[問とい1]  エ

[問とい2]  ウ

[問とい3]

(1)  イ

(2)  ア

(3)  ア

(4)  イ

※   [問とい3]  全すべて  「正せい答とう」で,  点てんを  与あたえる。

  

 

[問とい1]  ウ

[問とい2]  エ

[問とい3]  

  

 

[問とい1]  ア

[問とい2]

【つなぎ方かた】

画像

【理由りゆう】

回路かいろ  全体ぜんたいの  抵抗ていこうが  小ちいさく  なり,  金属きんぞく棒ぼうに  流ながれる  電流でんりゅうが  大おおきく  なったから。

[問とい3]  エ

[問とい4]  ウ