平成30年度 東京都 高校入試問題 社会
次の 各問に 答えよ。
[問1] 次の 写真は, 下の ア~エの いずれかの 「国土 地理院 発行 2万5千分の1の 地形図」の 一部に で 示した 地点から 矢印 ()の 方向を 撮影 した もので ある。 この 写真を 撮影 した で 示した 地点が 含まれる 地形図に 当てはまるのは, 下の ア~エの うちでは どれか。
次の 各問に 答えよ。
[問1] 次の 写真は, 下の ア~エの いずれかの 「国土 地理院 発行 2万5千分の1の 地形図」の 一部に で 示した 地点から 矢印 ()の 方向を 撮影 した もので ある。 この 写真を 撮影 した で 示した 地点が 含まれる 地形図に 当てはまるのは, 下の ア~エの うちでは どれか。
ア
(国土 地理院 発行 2万5千分の1の 地形図 「千葉 西部」)
イ
(国土 地理院 発行 2万5千分の1の 地形図 「横須賀」)
ウ
(国土 地理院 発行 2万5千分の1の 地形図 「長崎 西南部」)
エ
(国土 地理院 発行 2万5千分の1の 地形図 「本牧」)
〔問2〕 次の Ⅰの 略地図中にで 示した ア~エは, 古代 文明が 興った 地域を 示した もので ある。 Ⅱの 文章で 述べて いる 古代 文明が 興った 地域に 当てはまるのは, 略地図中の ア~エの うちの どれか。
Ⅰ
Ⅱ 下水道 施設や 公衆 浴場などの 公共 施設が 整備 された 都市が 建設 された。 モヘンジョ・ダロや ハラッパ (ハラッパー)などの 遺跡からは, 文字が 刻まれた 印章が 出土 して いるが 文字は 未解読で あり, 解明 されて いない ことが 多い 文明で ある。
〔問3〕 次の Ⅰの グラフは, 我が 国の 2017年度の 一般 会計 当初 予算に おける 歳出 総額 及び 歳出 項目別の 割合を 示した もので ある。 Ⅰの グラフ中の ア~エは, 公共 事業 関係費, 国債費, 社会 保障 関係費, 地方 交付税 交付金の いずれかに 当てはまる。 Ⅱの 文で 述べて いる 歳出 項目に 当てはまるのは, Ⅰの グラフ中の ア~エの うちの どれか。
Ⅰ
(注) 四捨 五入を して いる ため 歳出 項目別の 割合を 合計 した ものは に ならない。 (財務省の 資料より 作成)
Ⅱ 国の 借金の 返済や 利子の 支払いなどの 支出で あり, 2017年度の 一般 会計 当初 予算に おける 歳出額は 約 23兆円で ある。
〔問1〕 次の Ⅰの ア~エの グラフは 略地図中に ~で 示した いずれかの 産油国の 首都の, 年 平均 気温と 年 降水量 及び 各月の 平均 気温と 降水量を 示した もので ある。 Ⅱの 文は, ~の いずれかの 首都が 属する 国の 油田の 様子に ついて まとめた もので ある。 Ⅱの 文で 述べて いる 国の 首都の グラフに 当てはまるのは, Ⅰの ア~エの うちの どれか, また, その 首都に 当てはまるのは, 略地図中の ~の うちの どれか。
Ⅰ
(「理科 年表」 平成 29年より 作成)
Ⅱ 暖流と 偏西風の 影響に より, 高緯度の 割には 気温が 高く, 冬季でも 凍らない 海域に 広がる 大陸棚に この 国の 油田は 分布 し, 採掘 された 原油は, パイプ ラインを 利用 して 輸送 されて いる。
〔問2〕 次の ページの 表の ア~エは, 略地図中に で 示した ~の いずれかの 国の, 2014年に おける 産業別の 就業 人口の 割合, 石炭の 産出量, 石炭の 輸入量, 石炭の 輸出量, 粗鋼の 生産量を 示した もので ある。 略地図中の に 当てはまるのは, 次の ページの 表の ア~エの うちの どれか。
(注) 四捨 五入を して いる ため, 産業別の 就業 人口の 割合を 合計 した ものは に ならない 場合が ある。
(注) -は, 輸出量が 不明で あることを 示す。
(「データ ブック オブ・ザ・ワールド」 2016年版などより 作成)
〔問3〕 次の 表の ア~エは, 略地図中に で 示した ~の いずれかの 国の, 2014年に おける この 国からの 日本の 輸入 総額と アルミニウムの 輸入額, 2014年に おける アルミニウムの 生産量, 国土と アルミニウム 生産の 様子に ついて まとめた もので ある。 略地図中の ~の それぞれに 当てはまるのは, 次の 表の ア~エの うちでは どれか。
ア
【日本の 輸入 総額 (億円)】
【アルミニウムの 輸入額 (億円)】
【アルミニウムの 生産量 (千)】
【国土と アルミニウム 生産の 様子】
○ 複数の 標準時が 定められ, 東部に 位置 する 標高 を 超える 山を 含む 山脈の 周辺では 石炭が 産出 される 他, 中央部から 西部に かけて 様々な 鉱産 資源が 産出 され, 北西部には 鉄鉱石の 鉱山が 集中 して いる。
○ 主に 石炭を 用いた 火力 発電を 利用 し, 国産の 原料 等から アルミニウムを 生産 して いる。
イ
【日本の 輸入 総額 (億円)】
【アルミニウムの 輸入額 (億円)】
【アルミニウムの 生産量 (千)】
【国土と アルミニウム 生産の 様子】
○ 北部には 標高 を 超える 山を 含む 山脈が 位置 し, 海に 突き出た 半島部には 高原が 広がり, 北東部で 産出 される 石炭や 鉄鉱石など, 様々な 鉱産 資源が 産出 される。
○ 主に 石炭を 用いた 火力 発電を 利用 し, 国産の 原料 等から アルミニウムを 生産 して いる。
ウ
【日本の 輸入 総額 (億円)】
【アルミニウムの 輸入額 (億円)】
【アルミニウムの 生産量 (千)】
【国土と アルミニウム 生産の 様子】
○ 複数の 標準時が 定められ, 西部には 標高 を 超える 山を 含む 山脈が 位置 し, 中央部の 氷河に 削られた 平原では, ニッケルや 鉛など 様々な 鉱産 資源が 産出 される。
○ 主に 湖の 水を 用いた 水力 発電を 利用 し, 輸入 した 原料 等から アルミニウムを 生産 して いる。
エ
【日本の 輸入 総額 (億円)】
【アルミニウムの 輸入額 (億円)】
【アルミニウムの 生産量 (千)】
【国土と アルミニウム 生産の 様子】
○ 氷河に 削られて できた 多数の 湾が 複雑に 入り組んだ 海岸線を 形成 し, 隣国との 間に 位置 して いる 標高 を 超える 山を 含む 山脈の 周辺では, チタンや 鉄鉱石などの 鉱産 資源が 産出 される。
○ 主に 湖の 水を 用いた 水力 発電を 利用 し, 輸入 した 原料 等から アルミニウムを 生産 して いる。
(財務省 「貿易 統計」などより 作成)
〔問1〕 次の 表の ア~エの 文章は, 略地図中に で 示した, ~の いずれかの 県の 自然 環境と 農業の 様子に ついて まとめた もので ある。 ~の 県の それぞれに 当てはまるのは 次の 表の ア~エの うちでは どれか。
【自然 環境と 農業の 様子】
ア
○ 海岸部には 複雑に 入り組んだ 海岸線が 見られ, 西部には 南北 方向に 山脈が 走り, 夏季には 寒流の 影響に より 冷たく 湿った 北東の 風が 吹き込み, 冷害と なる ことが ある。
○ 内陸部の 盆地などでは, 夏季の 冷涼な 気候を 利用 して, 大消費地向けに 野菜などの 栽培が 行われて いる。
イ
○ 多数の 半島や 島々が 見られ, 南東部には 火山が 位置 し, 海洋から 吹き込む 風の 影響で 年間を 通して 温暖で ある。
○ 半島部などでは, 温暖な 気候を 利用 して, ばれいしょの 二期作や 果樹などの 栽培が 行われて いる。
ウ
○ 北部には 東西 方向に 山地が 見られ, 暖流の 影響で 年間を 通して 温暖と なる 南部には, 台風の 通過などに より 多量の 降水量が もたらされる ことが ある。
○ 山地の 南側の 地域などでは, 日当たりが よく, 昼夜の 寒暖差が 大きい ことを 利用 して, 県の 特産品と なって いる 柑橘類などの 栽培が 行われて いる。
エ
○ 西部には 火山が 位置 し, 北部には 平野が 広がり, 冬季には 北西から 吹く 風の 影響で 積雪が 見られる。
○ 砂丘が 広がる 地域では, スプリンクラーなどの 灌漑 設備を 利用 して, 果樹などの 栽培が 行われて いる。
〔問2〕 次の 表の ア~エは, 略地図中に ~で 示した いずれかの 道県の 2015年に おける 産業別の 就業 人口の 割合, 耕地 面積に 占める 水田 及び 畑の 割合, 農業 産出額, 農業 産出額の 上位 3位の 品目と 農業 産出額に 占める 割合を 示した もので ある。 略地図中の に 当てはまるのは 次の 表の ア~エの うちの どれか。
(注) 四捨 五入を して いる ため 産業別の 就業 人口の 割合を 合計 した ものは に ならない 場合が ある。 (2015年 国勢 調査などより 作成)
〔問3〕 次の Ⅰの 文章は 1961年に 制定 された 農業 基本法に 基づいて, 富山県 砺波市で 実施 された 農業 構造 改善 事業の 主な 取り組みに ついて まとめた もので ある。 Ⅱと Ⅲの 地形図は, 1961年と 1996年の 「国土 地理院 発行 2万5千分の1の 地形図 (砺波)」の 一部で ある。 Ⅱと Ⅲの 地形図を 比較 して 読み取れる, 道路の 変化に ついて, 簡単に 述べよ。
Ⅰ
○ 農業 経営の 規模の 拡大, 機械化, 農業 経営の 近代化などを 図る。
○ 農村に おける 交通などの 環境を 整備 する。
次の 文章を 読み, あとの 各問に 答えよ。
情報は, 様々な 物事の 内容や 様子などを 人々に 知らせるだけで なく, 知識や 考え方などに 影響を 与える。 私たちは, 情報を 収集 したり 分析 したり して, 社会の 発展に 役立てて きた。
(1)古代から 中世に かけて 文字や 製紙 技術などが 広まると, 情報が 書物や 絵画などと して 記録 され, 残された。
時代が 進み,(2)支配者は 統治を より 強固な ものに する ため, 様々な 地域の 情報を 得る ことを 一層 重視 し, 各地の 調査を 進めた。
産業 革命に より 工業化を 進めた 欧米 諸国が アジアに 進出 するように なった 江戸 時代 末期 以降は,(3)近代 国家と しての 体制を 整える ことが 求められ, 外国から 得た 情報が 広く 活用 された。
20世紀に なると 科学 技術の 進展に 伴って,(4)様々な 情報を より 広い 範囲の 人々に, 迅速に 伝達 する 技術が 開発されるように なった。
〔問1〕 (1)古代から 中世に かけて 文字や 製紙 技術などが 広まると, 情報が 書物や 絵画などと して 記録 され, 残された。 と あるが, 次の ア~エは, 奈良 時代から 室町 時代に かけて 著された 書物などに ついて 述べた もので ある。 時期の 古い ものから 順に 記号を 並べよ。
ア 元軍を 防いだ ことに 対する 恩賞などに ついて, 幕府に 対する 御家人の 不満が 高まる 中で, 竹崎 季長の 活躍などを 表したと される 「蒙古 襲来 絵詞」が 制作 された。
イ 遣唐使の 派遣が 停止 され, 我が 国の 風土や 暮らしに 合った 文化が 生まれる 中で, 清 少納言に より, 宮中での 日々などに ついて 記した 「枕草子」が 著された。
ウ 寝殿造りと 禅宗の 建築 様式を 折衷 した 金閣が 建てられるなど, 大陸の 影響を 受けて 新たな 文化が 生まれる 中で, 足利 義満に 保護 された 世阿弥に より, 能に ついて まとめた 「風姿花伝」が 著された。
エ 律令 国家の 仕組みが 定められ, 中央 集権的な 体制が 形成 される 中で 天武 天皇の 子で ある 舎人 親王らに より 天皇に 関する 記述を 中心に 我が 国の 歴史を まとめた 「日本 書紀」が 編纂 された。
〔問2〕 (2)支配者は 統治を より 強固な ものに する ため, 様々な 地域の 情報を 得る ことを 一層 重視 し, 各地の 調査を 進めた。 と あるが, 次の 文章は, 各地の 調査を 行った 人物の 日記の 一部を 分かりやすく 示した もので ある。 この 日記に 書かれた 調査に ついて 述べて いるのは, 下の ア~エの うちでは どれか。
○ 寛政12年 8月8日, 昼, 太陽を 測り, 昼の 後より 十間縄を 以て クナシリ (国後島), ネモロ (根室) 他, ところどころの 方位を 測る。 夜は 薄曇。
○ 文化2年 8月4日, 朝, 大曇天。 我等, 淀小橋より 下鳥羽村迄 測る。
ア 徳川 家斉が 将軍の ときに, 幕府は, 外国船の 来航に 備えて 海岸線などの 調査を 進めさせ, 我が 国の 国土の 輪郭を 描いた 全国的な 実測図が 作成 された。
イ 豊臣 秀吉は, 統一 した ものさしや 枡を 用いて 田畑の 面積などを 調査 する 太閤 検地を 行い, 全国の 田畑の 生産力を 石高に よって 示した。
ウ 徳川 家康は, 江戸を 中心と した 街道の 整備を 進め, 日本橋からの 距離を 調査 し, 東海道や 東山道, 北陸道の 両脇に 樹木を 植えた 塚を 一里 (約 )ごとに 築き始めた。
エ 武田 信玄は, 領国内の 地理的な 状況に ついて 調査 させると ともに, 軍が 速やかに 移動 できるよう, 高低差や 曲がり角を 少なく した 軍事用の 道路を 整備 した。
[問3] (3)近代 国家と しての 体制を 整える ことが 求められ, 外国から 得た 情報が 広く 活用 された。 と あるが, 次の Ⅰの 略年表は, 江戸 時代から 昭和 時代に かけて, 我が 国の 発展に 貢献 した 人物に 関する 主な 出来事に ついて まとめた もので ある。 Ⅱの 文章は, 福沢 諭吉に よって 著された 書物に ついて 述べた もので ある。 Ⅱの 文章で 述べて いる 書物が 著された 時期に 当てはまるのは, Ⅰの 略年表中の ア~エの 時期の うちでは どれか。
Ⅰ
【西暦】 【我が 国の 発展に 貢献 した 人物に 関する 主な 出来事】
1853 ● アメリカ 合衆国で 教育を 受けた 中浜 万次郎が, 幕府の 普請役格の 役人と して 迎えられた。
ア
1871 ● 来日 して いた 外国人 宣教師の 指導を 受けた 大隈 重信が, 外国への 使節の 派遣を 発議 した。
イ
1900 ● アメリカ 合衆国に 留学 した 経験を もつ 津田 梅子が, 女子 英学塾を 開設 した。
ウ
1924 ● ドイツに 留学 した 経験を もつ 山田 耕筰が, 日本 交響楽 協会を 設立 した。
エ
1935 ● 湯川 秀樹が 「素粒子の 相互 作用に ついて」と 題する 論文を 英文に まとめた ものが, 「日本 数学 物理学 会報」に 掲載 された。
Ⅱ
○ この 書物は, 17編から なり, 全ての 国民に 小学校 教育を 受けさせようと する 学制が 公布 された 年に 初編が 刊行 された。
○ この 書物は, 「天は 人の 上に 人を 造らず」で 始まり, 一国の 独立は 個人の 独立に 基づき, 個人の 独立の ためには 学問を する ことが 大切で あると 説いた。
〔問4〕 (4)様々な 情報を より 広い 範囲の 人々に, 迅速に 伝達 する 技術が 開発されるように なった。 と あるが, 次の ア~エは, 昭和 時代から 平成に かけて, 情報の 伝達 技術が 発達 した 時代 背景と 新たな 技術 開発の 様子に ついて 述べた もので ある。 時期の 古い ものから 順に 記号を 並べよ。
【情報の 伝達 技術が 発達 した 時代 背景と 新たな 技術 開発の 様子】
ア
○ 投機に よって 株式と 土地の 価格が 上がる バブル 経済が 発生 し, 拡大 する 中で, ベルリンの 壁の 崩壊などの ニュースが, 地上波に よる 放送だけでは なく 衛星 放送でも 伝えられた。
○ 防災 情報に 関する データや 映像などを 表示 する マルチ スクリーン ディスプレイが 開発 され, 新たに 西新宿に 落成 した 東京都 庁舎に 設置 された。
イ
○ 我が 国が 独立国と しての 主権を 回復 し, 復興が 進む 中で, テレビの 本放送が 始まり, 街角に 設置 された 街頭 テレビに 人々が 集まり, 大相撲や プロ 野球などが 視聴 された。
○ 我が 国の 企業に よって, 持ち運び できる トランジスタ テレビが 世界で 初めて 開発 され, 日本橋で 商品 発表が 行われた。
ウ
○ 戦争が 長期化 し, 国家 総動員法が 公布 されるなど 戦時 体制が 形成 される 中で, 政府は 内閣 情報局を 設置 し, 戦況などに 関する 報道に 対して 統制を 行った。
○ 放送 技術の 開発を 専門と する 我が 国 唯一の 研究 機関と して, 放送 技術 研究所が 砧に 開設 され, テレビの 実験 放送が 開始 された。
エ
○ 重化学 工業が 発展 し, 技術 革新が 進む 中で, 大阪で 開催 された 万国 博覧会では, 迷子 センターで テレビ 電話を 用いるなど, 新たに 開発 された 技術が 取り入れられた。
○ 駒場の 東京 大学内に 設立 された 宇宙 工学などに 関する 研究 機関が, 人工 衛星の 打ち上げを 我が 国で 初めて 成功 させた。
次の 文章を 読み, あとの 各問に 答えよ。
私たちは, 様々な 集団を 形成 して 生活 し, 話し合いに よって 集団 生活を 送る ための 決まり (ルール)を 定めて いる。
決まり (ルール)を 定める 際には, 集団の 構成員が 等しく 個人と して 尊重 される ことが 重要で あり, (1)我が 国では 日本国 憲法に おいて, 平等権が 保障 されて いる。 日本国 憲法に 違反 する 決まり (ルール)は 効力を もたず, (2)国や 地方 公共 団体は 日本国 憲法に 基づいて 決まり (ルール)を 定めて いる。 また, 定められた 決まり (ルール)は, (3)社会の 変化に 応じ, 正当な 手続きを 経て, 改正が 図られて いる。
国際 社会に おいても, 決まり (ルール)は 重要な 役割を 果たして いる。 グローバル化が 進む 現代に おいては, (4)各国は 決まり (ルール)を 尊重 し, 国際 協調を 推進 して いく ことが 求められて いる。
[問1] (1)我が 国では 日本国 憲法に おいて, 平等権が 保障 されて いる。 と あるが, 平等権を 保障 する 日本国 憲法の 条文は, 次の ア~エの うちでは どれか。
ア 集会, 結社 及び 言論, 出版 その 他 一切の 表現の 自由は, これを 保障 する。
イ 公務員を 選定 し, 及び これを 罷免 する ことは, 国民 固有の 権利で ある。
ウ すべて 国民は, 勤労の 権利を 有し, 義務を 負ふ。
エ すべて 国民は, 法の 下に 平等で あつて, 人種, 信条, 性別, 社会的 身分 又は 門地に より, 政治的, 経済的 又は 社会的 関係に おいて, 差別 されない。
[問2] (2)国や 地方 公共 団体は 日本国 憲法に 基づいて 決まり (ルール)を 定めて いる。 と あるが, 次の 文章で 述べて いる 決まり (ルール)に 当てはまるのは, 下の ア~エの うちの どれか。
○ 地方 議会の 議決により 成立 する, 地方 公共 団体の 決まり (ルール)で ある。
○ 東京都には, 10月1日を 都民の 日に する ことを 定めた もの, などが ある。
ア 条例
イ 省令
ウ 政令
エ 法律
[問3] (3)社会の 変化に 応じ, 正当な 手続きを 経て, 改正が 図られて いる。 と あるが, 次の Ⅰの 文は, 「主要 食糧の 需給 及び 価格の 安定に 関する 法律 (食糧法)」に ついて 述べた もので ある。 次の ページの Ⅱの グラフは, 1960年から 2016年までの 我が 国に おける 米の 総需要量と 米の 生産量の 推移を 示した もので ある。 1960年から 1995年までの 期間と, 1995年から 2016年までの 期間を 比較 して, 米の 総需要量と 米の 生産量の 関係が どのように 変化 したか, 次の ページの Ⅱの グラフから 読み取れる ことを 簡単に 述べよ。
Ⅰ 国内外に おける 状況の 変化に 応じて 農業 政策を 見直す 必要性などから, 1995年に 食糧 管理法が 廃止 されて, 新たに 食糧法が 施行 された。
Ⅱ
(農林 水産省の 資料より 作成)
〔問4〕 (4)各国は 決まり (ルール)を 尊重 し, 国際 協調を 推進 して いく ことが 求められて いる。 と あるが, Ⅰの グラフは, 1962年から 2015年までの 我が 国の 地域別 輸入額の 割合の 推移を 示した もので ある。 Ⅱの グラフは, 1962年から 2015年までの 我が 国の 地域別 輸出額の 割合の 推移を 示した もので ある。 Ⅲの 文章は, Ⅰと Ⅱの グラフの ア~エの いずれかの 時期に おける 貿易の 様子に ついて 述べた ものである。 Ⅲの 文章で 述べて いる 時期に 当てはまるのは Ⅰと Ⅱの グラフの ア~エの 時期の うちでは どれか。
Ⅰ
Ⅱ
(日本 貿易 月報など より 作成)
Ⅲ
○ 関税と 貿易に 関する 一般 協定 (GATT)に 代わって, 国際 貿易に 関する ルールを 取り 扱う 国際 機関と して, 世界 貿易 機関 (WTO)が 発足 し, 貿易の 自由化を 促進 した。
○ 日本 経済が アジア 経済と より 密接な つながりを もつように なり, 半導体 等 電子 部品などの 輸入が 増え, 我が 国の アジア州からの 輸入額の 割合は この 時期の 始まりでは に 満たなかったが, この 時期の 終わりには を 超えるように なった。
○ ヨーロッパ 連合 (EU)の 発足に より, 地域内の 貿易 活動が 活発化 し, 我が 国の ヨーロッパ州からの 輸入額 及び 我が 国の ヨーロッパ州への 輸出額の 割合は この 時期の 始まりと 終わりを 比較 すると, いずれも 減少 して いる。
次の 文章を 読み, 下の 略地図を 見て, あとの 各問に 答えよ。
国と 国との 交流は, 経済を 発展 させて きた。 (1)特に, 交通の 発達は, 人と 物の 移動を 一層 活発に させ, 人々の 生活を 豊かな ものに した。 また, 顕在化 するように なった 環境 問題に 対して, (2)世界の 国々が 協力 して 地球 環境の 保全に 取り組んで いる。
世界には 環境 問題だけでは なく, 貧困や 飢餓など, 人々の 安全な 生活を 脅かす 様々な 問題が 起きて いる。 こう した 問題の 解決を 図る ため, (3)国際 連合は 世界の 人々の 生活を 向上 させる ための 活動に 取り組んで いる。
[問1] (1)特に, 交通の 発達は, 人と 物の 移動を 一層 活発に させ, 人々の 生活を 豊かな ものに した。 と あるが, 次の 表の ア~エの 文章は, 略地図中の ~の いずれかの 都市の 交通の 様子と その 都市が 属する 国の 歴史などに ついて まとめた もので ある。 ~の 都市の それぞれに 当てはまるのは, 下の 表の ア~エの うちでは どれか。
【都市の 交通の 様子と その 都市が 属する 国の 歴史など】
ア
○ この 都市は, 国境 付近に 位置 し, 天然の 良港と なる 地形を 生かして 軍港が 建設 され, タイガ 地帯に 敷設 された 鉄道で 20世紀に 首都と 結ばれ, 物流の 拠点と なって いる。
○ この 国は, 1917年に 革命が 起こった 後に 社会 主義 国家と なったが, 計画 経済から 市場 経済に 移行 し, 現在は 豊富な 鉱産 資源を 活用 して, 経済 成長を 図って いる。
イ
○ この 都市は, 国際 河川の 河口に 位置 し, 水上 交通の 要衝に あり, 大型 タンカーが 接岸 できる 埠頭などが 整備 され, 世界 有数の 貨物量を 取り扱う 貿易港と なって いる。
○ この 国は, 1602年に 東 インド会社を 設立 して 世界の 香辛料 貿易を 主導 し, ポルダーと 呼ばれる 干拓地を 造成 して 国土を 広げ, 現在は 高い 農業 生産性と 工業 技術力を 誇って いる。
ウ
○ この 都市は, 年間 約 12万隻の 船舶が 航行 する 国際 貿易の 要衝で ある 海峡に 位置 し, 24時間 離着陸が 可能な 国際 空港が 建設 され, 世界 各地と 結ばれて いる。
○ この 国は, 19世紀 前半には イギリスの 植民地と なり, 1965年に 独立 し, 現在は 公用語の 一つで ある 英語を 活用 して, 政府の 主導で 外国 企業を 誘致 する 政策を 推進 して いる。
エ
○ この 都市は, 南流 する 河川の 河口に 位置 し, 港湾 都市と して 発達 し, 1883年に 西部に 位置 する 都市との 間に 鉄道が 敷設 され, 物流の 拠点と なって いる。
○ この 国は, ヨーロッパからの 移住者 などに より 1776年に 建国 され, 東部から 西部へ 開拓を 進めるなど して 国土を 広げ, 現在は 政治, 経済, 文化などの 面で 国際 社会を けん引 して いる。
〔問2〕 (2)世界の 国々が 協力 して 地球 環境の 保全に 取り組んで いる。 と あるが, 次の ア~エの 文章は 略地図中に で 示した ~の いずれかの 国の 環境 保全の 取り組みなどに ついて 述べた もので ある。 ~の 国の それぞれに 当てはまるのは ア~エの うちでは どれか。
ア 夏は 南西, 冬は 北東から 吹く 季節風 (モンスーン)や 台風などの 影響を 受け, 人口が 1億人を 超える この 国では, 首都などの 大都市に おいて 水質 汚染や スラムの 形成などの 問題が 生じ, 我が 国からの 技術 協力などを 活用 し, 排水 処理 施設などの 整備を 行って いる。
イ 公用語は スペイン語で, 地中海性 気候を 利用 して 栽培 される ぶどうや 銅鉱が 主要な 輸出品で ある この 国では, 生物の 多様性に 関する 条約を 締結 し, 国際的な NGO(非政府 組織)の 協力を 得て 判明 した ペンギンなどの 野生 動物の 繁殖地や 採食地の 開発を 制限 する 政策を 行って いる。
ウ 世界 最大の 砂漠の 南側に 位置 し, 輸出用の 農作物の 生産量を 急激に 増加 させた この 国では, 干ばつや 砂漠化の 問題に 対処 する ため, フランスや 近隣 諸国などと 協力 して, 植林などを 行い, 土壌の 再生に 努めて いる。
エ 「小さな 島々」と 呼ばれる 地域に 位置 し, 観光業が 主力 産業で, 人口 約 2万人の この 国では, 気候 変動などで 破壊 された サンゴ礁を 保全 する ため, 他国との 共同 研究や, 我が 国からの 協力で サンゴ礁の 管理や 住民への 啓発 活動を 行って いる。
〔問3〕 (3)国際 連合は 世界の 人々の 生活を 向上 させる ための 活動に 取り組んで いる。 と あるが, 次の Ⅰの 略年表は, 1972年から 2015年までの, 国際的な 問題を 解決する ための 国際 連合の 主な 動きに ついて まとめた もので ある。 Ⅱの 文章は, 国際的な 問題を 解決する ための 国際 連合の 取り組みに ついて 述べた もので ある。 Ⅱの 文章で 示した 国際 連合の 取り組みが 行われた 時期に 当てはまるのは, Ⅰの 略年表中の ア~エの 時期の うちでは どれか。
Ⅰ
【西暦】 【国際的な 問題を 解決する ための 国際 連合の 主な 動き】
1972 ● 国連 人間 環境 会議が 開催 され, 人間 環境の 保全と 向上に 関する 「人間 環境 宣言」が 採択 された。
ア
1984 ● 国際 人口 会議が 開催 され, 「世界 人口 行動 計画を 継続 実施 する ための 勧告」に ついて 見直しが 行われた。
イ
1994 ● 国連 開発 計画により, 「人間 開発 報告書」が 発表 され, 「人間の 安全 保障」と いう 概念が 初めて 公に 取り上げられた。
ウ
2006 ● 国際 連合と して 人権 問題への 対処 能力を 強化 する ため, 従来の 人権 委員会に 代わる 機関と して 人権 理事会が 新たに 設置 された。
エ
2015 ● 「国連 持続 可能な 開発 サミット」が 開催 され, 2030年までに 貧困に 終止符を 打つなどの 目標が 示された。
Ⅱ
○ 国際 連合が 主催 する 「国連 ミレニアム サミット」が 開催 され, 国際 社会が 目指すべき 目標を 示す 宣言が 採択 された。 翌年, 極度の 貧困と 飢餓の 撲滅や 初等 教育の 完全 普及の 達成などから なる, 八つの ミレニアム 開発 目標が 定められた。
○ 「持続 可能な 開発に 関する 世界 首脳 会議」が ヨハネスバーグ (ヨハネスブルグ)で 開催 され, 貧困 撲滅と 人類の 発展に つながる 現実的な 計画を 策定 する 必要に 応じる ために, 確固たる 取り組みを 行うとの 共通の 決意で 団結 したなどと 述べた 宣言が 採択 された。
[問1] エ
[問2] イ
[問3] イ
[問1]
Ⅰの ア~エ ア
略地図中の ~
[問2] エ
[問3]
ウ
ア
イ
エ
※ [問1] 全て 「正答」で, 点を 与える。
※ [問3] 全て 「正答」で, 点を 与える。
[問1]
ア
エ
ウ
イ
[問2] ウ
[問3] この 地域は, 1961年には 曲線状の 道路が 多く 見られたが, 1996年には 新たに 整備 された 直線状の 道路が 多く 見られるように なった。
※ [問1] 全て 「正答」で, 点を 与える。
[問1] エ→イ→ア→ウ
[問2] ア
[問3] イ
[問4] ウ→イ→エ→ア
※ [問1] 全て 正しく 並べて ある 場合のみ 点を 与える。
※ [問4] 全て 正しく 並べて ある 場合のみ 点を 与える。
[問1] エ
[問2] ア
[問3] 1960年から 1995年までの 期間では, 米の 総需要量と 生産量に 大きな 開きが ある 年が 見られたが, 1995年から 2016年までの 期間では, 米の 総需要量と 生産量の 開きが 小さく なった。
[問4] ウ
[問1]
エ
ア
ウ
イ
[問2]
イ
エ
ア
ウ
[問3] ウ
※ [問1] 全て 「正答」で, 点を 与える。
※ [問2] 全て 「正答」で, 点を 与える。