2009年6月18日 「科学へジャンプ・サマーキャンプ2008」報告
テキスト版をこちらに置きました:JSSC2008Report-txt.zip
見出しを探しやすいように番号づけられた項目毎のテキストファイルになっています。
(テキスト化は「ルイ」の小林さんにしていただきました。ありがとうございました。)
2009年3月31日 「科学へジャンプ・サマーキャンプ2008」報告発行
PDF版がこちらにあります: JSSC2008Report
写真、シラバスの詳細、講演の全文記録、アンケートなど、豊富な内容となっています。
(報告書の最終的な編集作業と表紙のデザインは福岡舞鶴高校の八木博子さんにして頂きました。八木さん、ありがとうございました。)
2008年10月10日 参加者のための写真集を掲載 2008年8月27日サマーキャンプ第一日の写真を掲載
2008年8月25日サマーキャンプは無事終了しました。参加者の皆様ならびにご協力いただいた方々に感謝いたします。
2008年8月13日 キャンプ日程の詳細を追加
2008年5月15日 募集を締め切りました。多数のご応募、ありがとうございました。 ※定員の2倍の申し込みがありましたので、今回は全員の希望者にご参加頂くのは無理の状況です。 慎重に審理の上、定員(+α)程度に絞り込んで参加案内をお送りします。 6月上旬に決定の案内をお送りします。
2008年4月15日 募集開始
2008年4月10日 ホームページ更新 2008年1月23日 ワークショッププログラム案を追加 2008年1月2日 JSSC2008 Webページ開設
(最終更新日:2008年4月16日)
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このキャンプは,視覚障害のある生徒たちに次のような機会を提供する目的で企画しました。
- 聴覚・触覚を活用した体験を通じて科学技術の面白さを知る
- 科学技術分野に進むために必要な支援技術を習得する
- 科学技術に関心を持つ視覚障害者同士の交流を培う
キャンプでは,科学への関心を高めるためのモノ作りや実験,理数系を学ぶために必要な情報機器の操作(音声パソコンの初歩から,数学・技術文書の読み書きまで)などを,少人数のグループに分かれて実習形式で進めます。視覚障害学生・生徒への教育経験がある人たちが講師を務めるとともに,支援経験の豊富な人たちがキャンプ全体をバックアップします。各種標本,立体模型,触れる絵画などに時間をかけて触って観察・鑑賞する時間なども計画しています。生徒たちに同行して頂く保護者・教員向けの実習も用意します。実行委員会には視覚障害のある学生・社会人も多数参加しており,同世代だけでなく先輩たちとも交流して,話を聞くことができます。
近年、学生の理数系離れが問題になっていますが,視覚障害者にとっては,理数系の教科書や教材へのアクセスが難しいため,この分野への進学を志すこと自体が厳しい状況にあると言えます。このキャンプはそうした壁を打ち破って,理系分野への道を開くことを目標としています。
視覚に障害があり,科学や工学の分野に少しでも関心を持つ中学生・高校生の皆さまとその指導教員の方、保護者等におかれましては,将来の可能性を広げるために,ぜひこのキャンプへの参加をご検討下さいますようお願い申し上げます。
科学へジャンプ・サマーキャンプ実行委員会委員長 鈴木昌和
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会期: 平成20年8月22日(金)18:00~25日(月)12:00
会場: 全国身体障害者総合福祉センター戸山サンライズ(東京都新宿区)
参加要件: 広い意味の理系分野(数学,情報,自然科学,工学,医学,理療など)に関心を持つ重度視覚障害のある中学生・高校生。 同分野に関心を持つ重度視覚障害のある大学生の参加も考慮します。
原則として指導教員または保護者などの付き添い者1名と一緒に参加して頂きます。
定員:視覚障害のある生徒15名,付き添い者15名
旅費と宿泊費:視覚障害のある生徒本人と同行する付き添い者1名分の往復の交通費、及び宿泊費(3泊分)は主催者側が負担します。(ただし、キャンプ期間中の食費等は各自でご負担願います。)
参加費:生徒、及びその保護者各10,000円 ※参加費は実行委員会から連絡があった後に払い込み下さい。
募集期間:2008年4月15日~2008年5月15日(必着) ※申し込みは締め切りました。
申し込み方法:参加申し込みはこちら
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■キャンプ日程
実習生用のプログラムの詳細はこちら
月日 |
時間 |
内容 |
8月22日(金) |
13:00~17:00 |
パソコン基本操作の事前講習(希望者のみ) |
17:
00~19:00 |
受付 |
19:00~20:30 |
ウェルカム・オリエンテーション |
8月23日(土) |
9:00~11:35 |
アラカルト方式実習(*) |
11:
35~13:30 |
昼食 |
13:30~17:00 |
筑波大学附属視覚特別支援学校による理科の出前授業 化学の授業(担当・浜田志津子教諭) 生物の授業(担当・武井洋子教諭)
いろいろ体験フリーブース 最新技術によるアクセシビリティ体験(**) |
17:
00~19:00 |
自由時間 (お楽しみコーナー) |
19:00~21:00 |
先輩との交流会(***) (先輩の話とそれに対する質問、グループで自由に会話など) |
8月24日(日) |
9:00~11:35 |
アラカルト方式実習(*) |
11:
35~13:30 |
昼食 |
13:30~17:00 |
筑波大学附属視覚特別支援学校による理科の出前授業 化学の授業(担当・浜田志津子教諭) 生物の授業(担当・武井洋子教諭)
いろいろ体験フリーブース 最新技術によるアクセシビリティ体験(**) |
17:
00~18:00 |
自由時間 (お楽しみコーナー) |
18:00~20:00 |
懇親会 |
8月25日(月) |
9:00~11:35 |
アラカルト方式実習(*) |
12:00~12:20 |
閉会式 |
13:00~16:00 |
個別相談会 |
(*)アラカルト方式実習は参加者の興味に応じて4部屋に分かれて実施します。体験型実習・数学系実習・PC系実習などいくつかの実習プログラムが用意されていて、参加者の希望で選んでいただきます。
(**)日本で視覚障害者支援技術をリードする企業や団体による最新支援技術の実演が予定されています。アクセシビリティに関する最新の機器やソフトウェアを体験して頂きます。
参加企業:ケージーエス株式会社,株式会社アメディア,有限会社エクストラ,NPO法人サイエンス・アクセシビリティ・ネット (レイアウト)
(***)重度視覚障害を持ちながら各方面で活躍している先輩達と直接話が出来ます。
■保護者・教員向けプログラム
以下のプログラムはすべて大会議室で行います。
月日 |
時間 |
内容 |
8月23日(土) |
9:00~10:00
10:10~11:10
11:20~12:00
|
講演会「視覚障害者の理数系教育をめぐって」 「視覚障害を持つ生徒のための理科教育について」 鳥山 由子(筑波大学) 「視覚障害を持つ生徒のための数学教育について」 高村 明良(筑波大学附属視覚特別支援学校) 「理数系文書情報のアクセシビリティについて」 鈴木 昌和(九州大学/サクセスネット)
|
8月24日(日) |
9:00~ 9:30
9:30~10:00
10:00~10:30
10:40~11:10
11:10~11:40
11:40~12:00 |
講演会「企業における最新アクセシビリティ技術」 「マイクロソフトの障害のある方に向けた活動」 大島 友子(マイクロソフト株式会社) 「視覚障害者向けIT機器の活用事例」 坂本 貢(ケージーエス株式会社) 「メディアに捕らわれない読書の素晴らしさ」 望月 優(株式会社アメディア) 「エクストラにおける最新支援機器開発の取り組み」 石川 准(静岡県立大学/有限会社エクストラ) 「視覚障害者に対するコンピューター指導法,SPANによる 取り組みについて」 村山 慎二郎(NPO視覚障害者パソコンアシストネットワーク) 全体質疑 |
8月25日(月) |
9:00~ 9:30
9:30~10:00
10:00~10:30
10:40~11:10
11:10~11:40
11:40~12:00 |
講演会「高等教育における視覚障害学生受入れ・支援体制」 藤芳 衛(大学入試センター) 岡本 明・長岡 英司(筑波技術大学) 吉野 輝雄 (国際基督教大学) 山本 幹雄(広島大学) 青柳 まゆみ(筑波大学) 全体質疑 |
■キャンプ後の支援について
キャンプ参加者で希望される方には以下のような継続した支援を予定しています。
1.キャンプ中に紹介した支援機器やソフトウェアに関する相談 2.教材の点訳や音声データ化などに関する相談・支援 3.メーリングリストによる参加者相互、先輩、支援者などとの情報交換・交流の継続
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申し込みは、以下の2つの方法で受け付けます。
申し込み締め切り: 2008年5月15日
定員に限りがありますので、早めにお申し込みをお済ませください。 ※申し込みは締め切りました。
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旅費はキャンプの期間中にお支払いします。印鑑をご持参下さい。 旅費の支給額は以下の通りとします。
1.飛行機、特急などを利用する場合
航空機利用の場合は早割などの割引運賃相当額
鉄道の場合は最寄りの主要駅から東京駅までの運賃と特急料金
2.近郊の場合
片道運賃が1000円を超す場合に超過額を支給
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サマーキャンプは戸山サンライズ(全国身体障害者総合福祉センター)で行います。
所在地:
〒162-0052東京都新宿区戸山1-22-1(Tel:03-3204-3611 Fax:03-3232-3621)
地図はこちらです。
アクセス:キャンプ参加者のための戸山サンライズへのアクセス案内(Wordファイル)
○都営バス
JR新大久保駅より
新大久保駅の改札(一箇所のみ)を出てすぐ前の横断歩道を渡り、 左に10メートルくらいのところにバス停があります。新橋駅前行き(橋63) または飯田橋行き(飯62)に乗り、国際医療センターの次の戸山町という バス停で降ります(所要時間10分)。左に少し戻って最初の角を右へ、 下り坂を5分足らず行くと右側です。
JR新宿駅西口(小田急ハルク前)より
新宿駅西口の路線は始発で東京女子医大行(宿74)に乗ります。 西口の36番乗り場から出ています。戸山町 というバス停で下車。 この路線は距離が遠く渋滞する道なので、だいぶ時間がかかります。
※どちらも本数は1時間4~5本(新大久保は2路線あわせて)。バス停の探しやすさで新大久保駅がお勧めです。なお新大久保駅の2路線は小滝橋車庫前から出ていて総武線大久保駅前を通ってきます。
○営団地下鉄東西線
早稲田駅下車 2および3b出口より 徒歩約10分
○都営地下鉄大江戸線
若松河田駅下車 河田口および若松口より 徒歩約10分
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宿泊は参加者同士の交流を図るため原則として全員相部屋となります。
詳細については、参加者が決定後にご連絡します。
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■協力:
筑波大学附属視覚特別支援学校(理科部,数学部) 新井智幸(大田原市ふれあいの丘天文館) 池上祐司(理化学研究所 ラピッド・エンジニアリングチーム) 手嶋吉法(産業技術総合研究所 デジタルものづくり研究センター) 内山春雄(日本バードカービング協会) 大内 進(国立特別支援教育総合研究所) 小田浩一(東京女子大学 現代文化学部) ViewPlus Technologies,
Inc. NPO法人 視覚障害者パソコンアシストネットワーク
財団法人 車両競技公益資金記念財団
有限会社 ジェイ・ティー・アール
■助成団体:
NPO法人 サイエンス・アクセシビリティ・ネット 財団法人 電気通信普及財団
■助成企業:
ケージーエス株式会社 マイクロソフト株式会社 株式会社アメディア 有限会社エクストラ
■後援:
視覚障害者支援総合センター 日本点字図書館 日本ライトハウス 京都ライトハウス 筑波技術大学 国立特別支援教育総合研究所
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委員長: 鈴木昌和(九州大学/NPO法人サクセスネット)
副委員長: 山口雄仁(日本大学/NPO法人サクセスネット) 渡辺哲也(国立特別支援教育総合研究所)
プログラム委員長: 小林真(筑波技術大学)
顧問:(50音順) 加藤俊和(京都ライトハウス) 木塚泰弘(日本ライトハウス) 高橋 実(障害者支援総合センター) 田中徹二(日本点字図書館) 鳥山由子(筑波大学) 長岡英司(筑波技術大学) 藤芳 衛(大学入試センター名誉教授)
委員:(50音順) 石川 准(静岡県立大学) 石田 透(国立職業リハビリテーションセンター) 井上浩一(株式会社リコー) 内田智也(筑波大学附属視覚特別支援学校) 大島友子(マイクロソフト株式会社) 岡本 明(筑波技術大学) 金堀利洋(筑波技術大学) 川根 深(日本大学) 橘高恭子(英語点訳の会アルト) 駒田智彦(日本大学) 白石幸雄(ケージーエス株式会社) 鈴木福江(NPO法人サクセスネット) 清和嘉子(筑波大学附属視覚特別支援学校) 関根千佳(株式会社ユーディット) 高村明良(筑波大学附属視覚特別支援学校/NPO法人サクセスネット) 田中 仁(東京大学) 中野泰志(慶應義塾大学) 藤本光史(福岡教育大学/NPO法人サクセスネット) 藤原晴美(NPO法人ハーモニー・アイ) 南谷和範(東京大学先端科学技術研究センター) 武者 圭(Universal Design Network Japan) 村山慎二郎(NPO法人視覚障害者パソコンアシストネットワーク) 望月 優(株式会社アメディア)
*サクセスネットは,NPO法人サイエンス・アクセシビリティ・ネットの略称です。
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サマーキャンプ事務局 〒814-0001 福岡市早良区百道浜3-4-11-103 Fax: 092-821-7344 e-mail: js-office[@]sciaccess.net
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8月23日 8月24日 8月25日
参加者のための写真集(参加者及びスタッフのみ閲覧可能)
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